シャルレ Charle Biz 2014年7月号

<シャルレ安心生活 第8回・東洋医学>

東洋医学の知恵で健康の安心

 目に見えないサイクルを知り養生を心がけて健やかに。

「女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢になると体が変化します」

テレビCMで耳にするこの言葉は、約2700年前、中国で書かれた医学書に記されています。

 

 中国最古の医学書に記された体を養う知恵。

「女性は7、男性は8の倍数」について書かれているのは中国最古の医学書の一つ「()黄帝内経コウテイダイケイ 素問ソモン」という書物です。7と8の倍数年齢を「節目年齢」といい、節目年齢は体の成長と衰退(老化)の目安であると書かれています。さらに目安の年齢で変化を迎えられるように体を養うことに関する記述もあります。

 

 人も自然の一部であることを忘れないことが大切。

同書には心身の健康を保つための1年の過ごし方として、「春は、ゆったりとした気持ちでのんびり過ごしましょう。無理をすると夏風邪を引きやすくなります。夏は、一年で最も活動的で意欲的に過ごせる時期ですが、無理をすると秋に咳、発熱などの症状が出ることがあります。秋は、肌寒い空気から身を守りましょう。無理をすると、冬にお腹を壊すことも。冬は最も体を育む季節。無理をすると春にアレルギーなどの症状が出やすくなります」といった記述もあります。 

このことから、人の一生、1年の流れ、また1日の流れにも目に見えないサイクルがあり、無理をすると次のサイクルに支障が出ることがわかります。

 同書が記された頃は、病気予防や治療の根拠を生活環境、食事、感情の傾向、季節などの関わりから探っており、そこには現代人が求める自然と共生する生き方があるようにも感じます。慌ただしい毎日を過ごしていても、「私も自然の一部」であることを、思い出すひとときを持ちたいものですね。

「黄帝内経 素問」に記載されている節目年齢と体の状態

女性の節目年齢(個人差があります)

体の状態

7歳

歯が生え替わり、髪が長くなる。

14歳

月経が始まり、子を産めるようになる。

21歳

親知らずが生える。

28歳

筋骨がしっかりし、髪の長さが極まり女性として体が最も充実。

35歳

顔の色つやに陰りが出て、髪も抜けやすくなる。

42歳

顔がやつれ、髪に白いものが混じり始める。

49歳

体が衰え始め、閉経を迎える。